第83日目の言葉  簡単にあきらめない

譬えば山を爲るが如し。

未だ一簣を成さざるも、

止むは吾が止むなり。

譬えば地を平らかにするが如し。

一簣を覆すと雖も、

進むは吾が逝くなり。(子罕)

ー「リーダーを支える『論語』入門」

  (青柳浩明著/中経出版

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何かを完成するために、

努力していく時には、

例えば資格を取るとか、

作品を作るとか、

目に見えたり何らかの形になって、

完成や達成が認識できるものがあります。

一方、

どこまでがゴールなのか、

完成なのかが未知の場合もあります。

そんな場合は、

とかく困難にぶつかり、八方塞がりになったりすると、

あともう一歩で完成の景色が見られるにも関わらず、

不安になったり、自信をなくし、

立ち止まってしまうことがあります。

そうならないためにも、

失敗や困難の原因を他人のせいにせず、

自分を信じて継続することが大切なようです。

しかしその際には、

PDCAサイクルを回しながら、

常に方法を検討し、

ブラッシュアップしていく必要があります。

先ほど、資格試験のゴールは認識できると書きましたが、

これこそ実は試験の合格がゴールではなく、

それを活かし、社会に還元していく過程が、

そしてここでPDCAサイクルを回しながら、

自分なりの成功を蓄積していくことが、

ゴールのないゴールなのだと思います。