憤せざるは啓せず。 悱せざれば発せず。（述而） ー「リーダーを支える『論語』入門」 （青柳浩明著/中経出版） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 誰かに何かをアドバイスするときは、 その人の置かれている状況をよく観察し…

之を知る者は、 これを好む物に如かず。 これを好む者は、 これを楽しむ者に如かず。（雍也） ー「リーダーを支える『論語』入門」 （青柳浩明著/中経出版） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 あることについて知っている人は…

君子は人の美を成し、 人の悪を成さず。 小人はこれに反す。（顔淵） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 私たち人間は、 誰一人としてマルチ人間はいません。 しかし、 どんな人も、 その人にしかないような 素晴らしい個性や…

始め吾人に於けるや、 其の言を聴きて其の行いを信ぜり。 今吾人に於けるや、 其の言を聴きて其の行いを観る。 予に於いてか是を改む。（公冶長） ー「リーダーを支える『論語』入門」 （青柳浩明著/中経出版） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

徳は孤ならず、 必ず隣あり。（里人） ー「リーダーを支える『論語』入門」 （青柳浩明著/中経出版） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 孤独を感じるときは、 自分が一人で、 苦しさと戦っている時ですね。 こういう時こそ、 実…

譬えば山を爲るが如し。 未だ一簣を成さざるも、 止むは吾が止むなり。 譬えば地を平らかにするが如し。 一簣を覆すと雖も、 進むは吾が逝くなり。（子罕） ー「リーダーを支える『論語』入門」 （青柳浩明著/中経出版） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

君子の過ちや、 日月の食の如し。 過つや人皆之を見る。 更むるや人皆之を仰ぐ。 （子張）ー「リーダーを支える『論語』入門」 （青柳浩明著/中経出版） 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 経験の豊富な人や 皆から尊敬されている人…

衆芸、沙を弄んで 始めて已にその極みに会えりー『性霊集』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 目標を作り、 それを達成するために、 実現にストレスのかかるような計画を立てることは ありがちなことですね。 しかし、 目標達…

一念の浄心は 宛も帯網のごとし ー『念持真言理観啓白文』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 昨日も車の運転中、 横断歩道で停車し、 小学生が手を上げて渡っていきました。 わたしに微笑みながら、 ちょこっと頭を下げながら渡…

一身独り生没す 電影これ無常なりー「性霊集 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 自分の人生にドラマがあるように、 自分を支えてくれる家族や友人、 仕事場の同僚、 また、 自分が苦手としている人にも、 それぞれの人生のド…

わが心の智慧の日輪より光明出現して 法界を照曜すと観ぜよ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 自分にとって大切な人が、 不幸に見舞われた時は、 自分のこと以上に 心が暗くなる物です。 そういう時にこそ、 その人は自分にと…

哀しいかな、哀しいかな、また哀しいかな 悲しいかな、悲しいかな、重ねてかなしいかな ー『性霊集』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 悲しみはのり越えるとは 悲しみに蓋をするのではなく、 現実のこととして素直に受け入れ…

朝夕に涙を流し、 日夜に痛みを含むといえども 亡魂に益なしー『法華経開題』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 生きていると、 信じられない出来事が身に降りかかる事があります。 そんな時は、 なぜ？ どうして私だけがこん…

気を食う虫は、 なお皮木の外の味を知らずー『守秘論』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 物を判断する際には、 これまでに培った経験材料を基に あれこれ検討することで、 ある考え方に至り、 行動をすることになります。 そう…

近うして身難きは わが心なりー『十住心論』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 周りの人々に気を使い過ぎて、 ヘトヘトになってしまうことがあります。 そのようなことが続いていると、 ストレスが溜まることと並行して、 自…

あらゆる名句、 これ真言ならずということなしー『宗秘論』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人間は一人では生きていく事ができないから、 多くの人と会話を交わしながら、 生きていく術を吸収したり、 生活の基盤を維持して…

一切世間は ただしかくのごとくの 字相のみを知って 未だ曾つて字義を解せずー『吽字義』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 多くの読書をしたり、 多くの物事について学んだとしても、 知識は役立てる前に頭から逃げていってしま…

言って行ぜざれば、 信修するがごとくなれども、 信修とするに足らずー『性霊集』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 言葉に出すということは、 周りに多くの影響を与えますね。 そして、 自分の人格が判断されるきっかけになるこ…

仏道遠からず、 廻心すなわちこれなりー『一切経開題』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 軸をしっかりと持ち、 自分を信じて前に進む時には、 多くの壁にぶち当たったり、 挫けそうになることがありますね。 しかし、 そのよう…

いわゆる恩とは父母等の恩、 愛とは愛とは妻子等の愛なり 是れ恩、是れ愛、 能く出世の船を覆し、 生死の綱を結ぶー『理趣経開題』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 生きていくための 源泉は家族にあります。 生きていく源泉は…

還源の思い已に忘れ、 返本の情、都で失えり 日日に生死の苦因を営み、 夜夜に無明の業界を増すー『最勝王経開題』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 悪いと思うから、 止めようと思うのですが、 ちょっと気が緩んだ隙に、…

昇悟の機、仰がずんばあるべからず ー『性霊集』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 とかく、いいとこ取りという考えが根底にあって 物事を選んだり、 人を批判したりしがちですが、 この考えは自分を苦しめることにもなる気がし…

涅槃の山は 福智を積んで高大なりー『理趣経開題』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 毎日の生活の中で、 生きていくために不可欠でない物事は、 なかなか後回しにしてしまい、 一向に進まないことが多いものです。 そうなりがちな中…

意に文を作らんと欲わば、 興にに乗じて便ち作れ 若し煩にに似れば即ち止めて、 心をして倦ましむる無かれー『文鏡秘府論』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 一生懸命取り掛かっているあまりに、 視野がどんどん狭くなって、 思い込み…

生住の夢虎は有有を着愛に呑み 異滅の毒竜は我我を無知に吸う ー『梵網経開題』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 永年の経験から、 得られるものに、 こだわり、と 執着がありますね。 どちらも大きな関心を持つ事ですが、 前者…

竜に蛇のうろくずあるがごとしー『般若心経秘鍵』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人は第一印象は大切であると、 言われたり聞く事が多いですね。 出会いで全てが決まってしまうような場合は、 確かにそれは一理あるけれど、 縁…

貧を救うには財をもってし、 愚を導くには法を持ってす 財を積まざるをもって心とし、 法を惜しまざるをもって性とすー『性霊集』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 自分が何かを求める気持ちを考えるように、 話す事ができない動…

衆生は無明妄想をもって 本性の真覚を 覆蔵するが故に衆生の自秘というー『弁顕密二教論』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 難しいことだけれど、 自分の思い込みに気がつき、 物事の見方を変えることで、 人生を大きく変えるこ…

径路未だ知らず、 岐に臨んで幾たびか泣くー『性霊集」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 悩みは尽きない人生だけど、 それに対してどのような行動をとっていくか、 その選択の仕方によって、 人の個性が形成されていくのでしょ…

凡夫は幻の男女に呟着し、 外道は蜃の楼台を狂執すー「秘蔵宝鑰」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 生きていくためにはなくてはならないもの、 それが、 自分にとっての誇り、 財産、 異性、ですね。 これらの全ては、 持ちすぎ…